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食後の薬は食事の後何分以内に飲めばいいのか? 精神科 薬局

  • 医療法人髙仁会川口病院
  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

こんにちは。薬局です。


薬の飲むタイミングのことを「用法」といいます。


用法にはそれぞれ意味があり、食事によって変化する胃の中の状態や、薬の相互作用などを考慮して決められています。


そのため、薬の効果を最大限に発揮させ、かつ安全に薬物治療を行うためには、決められた用法を守って正しく服用することが大切です。


★食後:食事の後30分以内


胃の中に食べ物があることで、薬による胃への刺激を軽減するほか、胃の血流量が増加し、腸の動きも活発になっているため、速やかに薬が吸収されます。

飲み忘れ防止を目的として「ごはんを食べたら薬を飲む」と関連付けしていることも多いため、食事の時間が不規則な方は、あらかじめ医師と相談し服用する時間を決めた方が良い場合もあります。


★食直後:食事の後5分以内


胃への負担や不快感が大きい一部の鎮痛薬やパーキンソン病治療薬は、副作用を軽減することを目的として、また脂溶性が高い脂質異常症の治療薬などは吸収をよくするために、食直後の服用となっています。消化酵素剤も、食直後の服用が効果的です。


★食前:食事の30分くらい前


胃の中が空っぽなので、食べ物の影響を受けやすい薬を飲むのに適しています。吐き気止めや食欲増進を目的とした薬は、食前に服用することで、効果が出始めた頃に食事を摂ることができます。漢方薬は、作用の穏やかな有機酸の吸収を促進し、作用の激しいアルカロイドの吸収を緩やかにするために食前に服用することが多くなっています。


その他にも、抗生剤や検査薬が時間を指定して処方されたり、朝起きてすぐに飲む薬、熱がある時や眠れない時など症状がある時だけ飲む薬(頓服薬)が処方されたりすることもあります。


飲み方がバラバラで薬の管理が難しい場合には、飲み方ごとに1回分ずつ袋に入れること(一包化)もできます。


ぜひ薬剤師にご相談ください。

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