こんにちは。地域医療連携室です。今回も生活保護についてのお話を続けたいと思います。
前回、生活保護にはセーフティネットの役割があることを述べました。それでは、生活保護は具体的にどのような形で生活を守ってくれるのでしょうか。
生活保護には、生活の様々な場面に応じて扶助があり、①生活扶助、②住宅扶助、③教育扶助、④医療扶助、⑤出産扶助、⑥生業扶助、⑦葬祭扶助、⑧介護扶助の8つの扶助があります。扶助は現金給付と現物給付の2つに分かれます。扶助の内容は、保護を受ける人(世帯)の収入の有無や、収入の額によっても異なりますが、その人に必要な扶助を組み合わせて支給されます。
また、障がいを持つ方の場合、障害者加算という加算があります。障害の程度によって支給される金額は異なりますが、障がいを持つ方の生活の助けになることは間違いありません。このように生活保護は、国民の最低限度の生活を保障してくれているのです。
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