栄養士の豆・知・識
テーマ:「減塩食・高血圧の食事療法」
「こんにちは。栄養課です」
皆様は1日に必要な塩分量はご存知でしょうか。約1日1.5g~3gほどです。
生活習慣病の予防に必要な塩分量は男性8g、女性7g未満となり、高血圧や心臓疾患の既往がある人は6g未満となっています。
今日は高血圧と減塩方法について説明します。
「高血圧とは」
①判定基準
・上の血圧(拡張期血圧)140mmHg以上
・下の血圧(収縮期血圧)90mmHg以上
上記のどれかが当てはまる事で高血圧と判定されます。
➁症状
高血圧自体は痛みや身体への異変はなく無症状です。しかし、長年放置することで心疾患、脳血管疾患、腎疾患、血糖コントロール不良などの様々な疾患の原因となります。
③改善
・食事療法(塩分制限)
・禁酒や禁煙
・肥満の改善
・運動不足の改善
・医師に相談して、服薬管理
・排便コントロール
④食事療法
・調味料は小さじ、大さじで軽量して使用。
(醤油:小さじ塩分0.9g 大さじ塩分2.7g ) (味噌:小さじ塩分0.7g 大さじ塩分2.7g )
調味や味付けは食べる直前にする。
・塩味以外を活用
(酸味): レモン 果汁 お酢
(辛み): 胡椒 唐辛子 ワサビ カレー粉 にんにく 生姜
(うま味):昆布 鰹節
(オイル):オリーブオイル ゴマ由 マヨネーズ
(例)ほうれん草のお浸しにマヨネーズとワサビでワサビ和え
・塩分を多く含む食品は控えるか減塩の物で代用。
加工食品(ハム、カマボコ、さつま揚げ) お漬物 味噌汁 麺類の汁やスープ 塩蔵品
・カリウムを多く含む新鮮な生野菜や果物を摂る。
皆様も1日の塩分量を見直して健康に過ごしましょう。
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