栄養士の豆・知・識
テーマ:「脂質異常症の食事療法➁」
「こんにちは。栄養課です」
皆様は脂質異常症といった疾患はご存知でしょうか?
脂質異常症とは、血液中の脂肪分(コレステロールや中性脂肪)が多すぎる、あるいは少なすぎる状態をいいます。
脂質異常症に自覚症状はなく、放置する事で糖尿病や高血圧、高尿酸血症、脂肪肝、心疾患、脳梗塞などの様々な疾患を合併する事が多いです。
本日はコレステロール型脂質異常症について説明させて頂きます。
血清LDLコレステロール 140㎎/dl以上
・全身にコレステロールを運ぶ役割。
・高数値になると酸化して血管壁に付着して動脈硬化の原因になる。
血清HDLコレステロール 40㎎/dl以下
・血管壁に壁に付着したコレステロールを除去して動脈硬化を予防。
※LDLかHDLのどちらかの値で脂質異常症と判定
改善のポイント
①食物繊維を摂取
1日25g以上を目標
野菜やキノコ、海藻をしっかりと摂る事が大切
②タンパク質は魚や大豆製品で補給。
脂肪分の多い肉類は避けましょう
③コレステロールを多く含む食材は避ける
・卵 ・レバー ・白子 ・うに ・イカ、タコ
・車エビ ・カツオ ・生クリーム ・バター ・油脂の多い肉
無理なダイエットや欠食は身体に悪影響となります。
まずは少しずつこれらを取り入れて改善を目標としましょう。
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