感染対策委員会
この仕事をするに当たり患者様を感染症から守ることは勿論の事ですが、医療従事者自身も感染症に罹らないよう細心の注意を払って医療行為を行っていかなければなりません。
医療従事者が業務中に感染症に罹るリスクとして「針刺し事故」があります。針刺し事故とは、医療従事者が業務中に患者血液が付着した器具によって負う外傷を示します。
皆さんも採血や予防接種などを受けたことはあると思いますが、その医療行為を受ける際には終わるまでジッとして動きませんよね。しかし精神科の患者様の中にはその行為を認識できなかったり、過度なストレスや恐怖心などからかなり抵抗を示す患者様もなかにはおられます。私も以前、認知症の患者様に指示の点滴を行おうと思いまして、説明をさせていただき患者様も笑顔で「はいはい、いいですよ」と言ってくれて手を差し出して頂けたのですが、いざ針を刺すと急に豹変し暴れだしてしまい、危うく自分に針を刺しそうになってしまったという経験があります。私の説明不足もあったと思いますが、精神科の患者様にそのような医療行為を実施する際には十分な説明を行い細心の注意を払い、抵抗が予測できる患者様の場合には必ず二人以上で実施するなどの配慮をして患者様と自分自身を守ることが必要であると思います。
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