インフルエンザやノロウィルスが猛威を振るう季節になりましたね。この時期になると毎日ひやひやします。
精神科の感染対策は、一般科に比べても予防や対策が難しいのです。予防の基本となる手洗いやうがいなども自ら行う患者様も少ないこともありますし、感染症に罹ってしまった患者様の協力も得られにくいからです。手指消毒剤を一般科では病室ごとに出入り口に配置してありますが、精神科病院の場合、患者様が飲んでしまう危険もあるので出来ません。
ですので、全職員が手指消毒剤を常備しており、食事前に職員が患者様一人ひとりの手に噴霧したり、外出や外泊から戻られた患者様への手洗い、うがいの促しなど、病棟毎に工夫をしています。また、精神科病院ではドアが多く、鍵を扱うことが一般科に比べて多いので、それらの消毒もまめに行っていくことが感染予防には欠かせません。
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