⑨ ペプロウ看護論「専門職看護の特性」
②参加観察 ④探究的なもの ⑤理論の適応
②参加観察
患者様の情報は、患者様と接することで得られます。
看護記録/診療録/申し送り/スタッフとの会話
「傍観観察」で患者様の情報収集することでは、患者様を知ることはできません。
またそれにより先入観を抱く結果を招き、信頼関係構築は程遠くなることもあります。
ペプロウは「参加観察」を提唱しています。
1.患者様の元へ足を運ぶ
2.患者様と接する
3.患者様の話しの事実を確かめながら関わる
参加観察しなければ、ペプロウ看護理論の各段階を経過することは不可能となります。
④探究的なもの
<悪い例>
同じ看護計画を2・3ヶ月経ったまま使用し同じ関わりを続けていた場合。
導入当初は患者は意欲的に関わる看護師に対し関係性を感じ、問題を解決しようとした。
↓しかし
同じ関わりが続くことで慢性化。良くなっていた患者様は症状が慢性化し変化が見られなくなった。
<いい例>
導入当初計画を立案して積極的に関わる。患者に変化あり。
患者様の情報を整理し、アセスメントし、カンファレンスをおこなう。
患者様が今必要としているものは何か?最初と変化していないか?再立案が必要じゃないか?を患者様を知ろうとし、さらに良くしようと改善や探究する。
⑤理論の適応
看護は理論を用いて看護展開します。病院や看護学校などでそれぞれ使用している看護理論が異なります。当院では看護展開にペプロウ看護理論を使用しています。
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